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一曲一話-------《余生を交換する》

午前一時十七分、周以寧はコンビニで牛乳を一本買った。


彼女は実は牛乳を飲まない。


ここ数年、胃の調子が悪く、乳製品を飲むとすぐにお腹が張る。医者にも何度か言われ、彼女も覚えていた。ただその日、冷蔵庫の前に立ったとき、白い瓶の列を見て、突然陳述が毎晩寝る前に一杯飲んでいたことを思い出した。


記憶というものは礼儀知らずだ。


ノックなどしない。


特に、もう死んだと思っていた人や出来事については。


以寧は冷房が強すぎるコンビニの中に立ち、その牛乳の瓶を手に、ふと十二年前の冬を思い出した。


陳述は彼女の部屋の床に座り、ベッドにもたれかかって尋ねた。


「もし平行世界があるなら、もう一人のお前は今何をしていると思う?」


当時彼女は二十六歳だった。


二十六歳の人間は人生に無限の可能性があると思っていたので、答えはかなり傲慢だった。


「おそらくパリかな。」


「何をしてるの?」


「わからない。写真家かも、フランス人の男性と恋愛してるかも。」


陳述は小さく笑った。


「じゃあ俺は?」


彼女はわざと少し考えてから言った。


「あなたは存在してないかも。」


彼は枕を投げつけてきた。


彼女は大声で笑った。


あの頃の彼女は、いつか本当に存在しなくなる人間が、彼になるなんて知らなかった。


---


陳述は二十九歳で死んだ。


何のドラマチックさもない交通事故だった。


遺言もなく、雨の夜もなく、救急車の中での最後の握手もなく、小説のような間に合う愛の言葉もなかった。


彼はただ前日の午後にメッセージを送ってきただけだった。


「今晩何食べる?」


彼女は会議中で返事しなかった。


二時間後、彼は死んだ。


その後長い間、以寧が最も嫌いだったのはこの四文字だった。


今晩何食べる。


一人の人生が、こんな普通の言葉で止まってしまうなんて。


世界はそれで少しも変わらなかった。


翌朝の地下鉄は相変わらず混んでいたし、朝食屋の鉄板は相変わらずジュージュー音を立て、隣の住人はベランダで洗濯物を干し、会社の経理部は書類の追加署名を促す手紙を送ってきた。


そのときようやく彼女は理解した。死が最も残酷なのは、誰かが息を止めることではない。


誰かの世界がすでに壊れているのに、世界自体はそれを知らないことだ。


---


十二年後、以寧は三十八歳になった。


彼女はパリにも行かず、写真家にもならなかった。


出版社で企画の仕事をして、時々雑誌の写真を撮っていた。


何人かの男性と付き合ったことはあった。


正確に言うと、かろうじて恋愛と呼べる関係がいくつかあった。


最初の男性は半年付き合ったあと、尋ねた。


「お前は俺を必要としてないんじゃないか?」


彼女は「そんなことないよ」と言った。


しかし声はあまりにも落ち着いていた。


まるでカスタマーサービスのようだった。


二番目の男性は比較的我慢強かった。


映画を見に行き、一緒に旅行し、彼女が風邪を引いたときには薬をドアの前に置いていった。


一年後、彼は尋ねた。


「以寧、お前は本当に俺を愛してたのか?」


彼女は長い間黙っていた。


最後に言った。


「愛してたかも。」


その「かも」という言葉がすべてを殺した。


男性は俯いて小さく笑った。


怒っているわけではなかった。


長年の推測がようやく確認されたときの、疲れた笑いだった。


「お前は感情がないわけじゃない。」


彼は言った。


「ただ誰かを失うかもしれない位置に置くのが怖いだけだ。」


以寧はその日、反論しなかった。


彼の言う通りだったから。


彼女は人を愛する能力がないわけではない。


ただそれを閉じ込めているだけだ。


まるで一度火事になった家のように。


火は消え、壁は塗り直され、家具も新しくなったが、住んでいた人は知っている——


あの場所は一度燃えたことがある。


だから少しでも煙の匂いがすると怖くなる。


---


彼女が沈默と出会ったのは、ある写真展だった。


この名前を初めて聞いたとき、彼女は笑った。


「お父さんお母さんは早くからあんたが無口だってわかってたの?」


沈默は彼女を見て言った。


「お前は今日二千十七人目のそのセリフを言う人だ。」


「数えてるの?」


「いいや。」


彼女はまた笑った。


後になって彼女は知った。彼は実は無口ではないことを。


ただ話すのが遅いだけだ。


まるで一言一言を心の中で一晩泊めてから出すかのように。


初めて食事したとき、彼はなぜ彼女が人のいない写真ばかり撮るのか尋ねた。


空の駅。


夜明けの路地。


潮が引いた後の砂浜。


閉店後の椅子だけが残る喫茶店。


彼女は言った。「人が構図を崩すから。」


沈默は写真を長い間見た。


「それとも、お前は人が構図から去ると思うからか?」


以寧は顔を上げた。


その瞬間、彼女は彼が嫌いになった。


なぜなら、ある種の鋭さは冒涜のように感じられたから。


---


彼らは会うようになった。


誰かが正式に告白したわけではない。


三十歳を過ぎた大人の関係は、たいていそんなものだ。


何度か食事をし、何曲か歌を共有し、仕事終わりに「どこにいるの」と言い、ある日突然お互いの嫌いなものや癖を知っていることに気づく。


沈默は彼女が病院を怖がっていることを知っていた。


理由は知らなかった。


彼女も一度も言わなかった。


ある日映画を見た後、救急外来の前を通った。


救急車のライトが夜に瞬いた。


赤。


青。


赤。


青。


以寧は突然立ち止まった。


彼女の手は冷たかった。


沈默は何も尋ねなかった。


ただ彼女と救急車の間に立った。


その動作はとても小さかった。


ほとんど誰も気づかないほど。


しかしその瞬間、彼女は泣きたくなった。


陳述を思い出したからではない。


むしろ逆だ。


今自分の前に立っている人が陳述ではないことに、失望しなかったから。


それは思慕よりも恐ろしかった。


---


死んだ人を愛するのは安全だ。


これは以寧が後になって理解したことだ。


死人は浮気しない。


疲れない。


十年後に突然「君たち合わない」と言うこともない。


彼は永遠に一番愛していた年に留まる。


だから生きている人は永遠に彼に勝てない。


生きている人は老い、苛立ち、間違ったことを言い、記念日を忘れる。


死んだ人は記憶によって美しく整えられる。


まるで枯れることのない造花のように。


彼女は陳述を守り続けた十二年。


時には、自分が彼を惜しんでいるのか、それともかつて誰かを無防備に愛せた自分を惜しんでいるのか、わからなくなることもあった。


---


沈默が好きだと言ったのは、知り合って八ヶ月目のことだった。


その日ロウソクはなかった。


彼らは河川敷に座っていた。


遠くで誰かが自転車を漕ぎ、風が草を同じ方向に倒していた。


沈默は言った。


「お前が好きだ。」


以寧は長い間何も言わなかった。


「私の事情はわかってるよね。」


「少しは。」


「私、普通の人みたいにはできないかも。」


「普通って何だ?」


彼女は眉をひそめた。


「わかってるでしょ。」


「わからない。」


沈默は彼女の方を向いた。


「お前は笑うし、怒るし、嫉妬するし、俺が三時間返信しないとわざと三十分遅れて返す。それが普通じゃないのか?」


彼女は思わず笑った。


「そんなことない。」


「ある。」


「ない。」


「ある。」


笑ったあと、二人は突然静かになった。


以寧は俯いた。


「沈默。」


「うん。」


「私はあなたが死ぬのが怖い。」


この言葉がついに口から出た。


十二年。


彼女が初めて本気で口にした。


「失うのが怖い」でもなく、


「安心感がない」でもなく、


最も裸で最も醜いその言葉。


私はあなたが死ぬのが怖い。


沈默はすぐに答えなかった。


風が二人の間を吹き抜けた。


しばらくして、彼は言った。


「俺は死ぬ。」


彼女ははっとして顔を上げた。


「何?」


「俺はいずれ死ぬ。」


彼女の顔が一瞬白くなった。


沈默は言葉を濁さなかった。


「お前も死ぬ。」


「だから?」


彼女の声が震え始めた。


「だから俺はお前に『離れない』と約束できない。」


以寧は立ち上がった。


「じゃあどうして——」


「でも以寧。」


彼は彼女の手首を掴んだ。


強くはない力で。


「物語に必ず最後のページがあるからといって、永遠に最初のページを開かないわけにはいかないだろ。」


彼女は立ち止まった。


---


その夜家に帰った後、彼女は一晩中眠れなかった。


午前三時、十数年ぶりに開けるハードディスクを起動した。


中には陳述の写真ばかりだった。


二十五歳の陳述。


二十六歳。


二十七歳。


二十八歳。


最後のものは二十九歳で止まっていた。


写真の中の彼は永遠に若かった。


しかし彼女はもう三十八歳になっていた。


一枚一枚見ていった。


そして短い動画を見つけた。


十二年前の年越しだった。


映像はかなり揺れていた。


画面の外から彼女が尋ねていた。


「もし人生を交換できるなら、誰の人生を生きてみたい?」


陳述は酔って机に突っ伏していた。


彼はしばらく考えてから、笑いながら言った。


「やっぱり俺の人生かな。」


「どうして?」


「お前がいるからだよ。」


映像はここで終わっていた。


以寧は暗闇の中に座っていた。


泣いてはいなかった。


ただ長い時間が経ってから、ふと一言呟いた。


「バカ。」


画面が暗くなった。


彼女はようやく一つのことを理解した。


もし本当に別の宇宙が存在するなら。


そこでは陳述は死んでいなかったかもしれない。


彼らは結婚して子供を産み、水道代や電気代で喧嘩していたかもしれない。


四十歳のときにはもう愛し合っていなかったかもしれない。


別の世界の彼女は、この世界の自分を羨ましがっているかもしれない。


一度も腐ることのなかった愛を持っていたことを。


でもそれがどうしたというのか。


平行世界の最も残酷で、最も優しいところはここにある。


君はそれを証明することが永遠にできない。


だから本当に生きられるのは、この一つの人生だけだ。


交換はなく、


やり直しもなく、


別の自分が代わりに勇敢になってくれることもない。


---


午前六時十二分、空が明るくなり始めた。


以寧はいくつかの写真を削除した。


全部ではない。


惜しかった。


惜しくなりたくもなかった。


忘却は決して癒えるための条件ではない。


人は死んだ人を連れて生き続けることができる。


まるで体に残った傷跡のように。


皮膚を切り取らなくても、傷が癒えたことは証明できる。


彼女はハードディスクを閉じた。


外に出た。


---


沈默は眠っていた。


三回目の呼び出しでようやく出た。


「もしもし……」


「沈默。」


「ん?」


「今何歳?」


向こう側が二秒ほど沈黙した。


「三十九。お前が朝方に電話してくるのは戸籍調査か?」


彼女は小さく笑った。


「じゃああと四十年くらい生きるかもね。」


「運が良ければな。」


「四年かもしれない。」


「うん。」


「四ヶ月かも。」


「それもあり得る。」


彼女の目がゆっくりと赤くなった。


「明日は?」


沈默は少し目が覚めたようだった。


「誰も保証なんてできない。」


以寧は長い間何も言わなかった。


街に車の音がし始めた。


朝食屋がシャッターを上げた。


誰かがゴミ袋を持って通り過ぎた。


この街は目を覚ましつつあった。


十二年前、彼女が誰かを失ったその日も、世界はこうして目覚めていた。


当時の彼女はそれを憎んだ。


今、突然理解した。


世界は無情なわけではない。


ただ、続けなければならないだけだ。


「沈默。」


「うん。」


「付き合おう。」


向こう側は完全に静かになった。


以寧は鼻をすっとめた。


「話さないなら切るよ。」


「待ってくれ。」


彼の声には笑いが混じっていた。


「ただ、寝てないか確認してただけだ。」


「じゃあやめとく。」


「周以寧。」


「何?」


「もう一回言ってくれ。」


彼女は白み始めた空を見上げた。


「いや。」


「もう一回。」


「いや。」


「お願いだ。」


彼女は長い間黙っていた。


最後に小さく言った。


「あなたを愛してみようと思う。」


「愛してる」ではない。


まだ言えなかった。


でもそれでよかった。


本当の勇敢さとは、恐れがないことではない。


最後に失うかもしれないとわかっていながら、それでも手を伸ばすことだ。


---


一年後、以寧はパリに行った。


沈默と一緒に。


セーヌ川のほとりで、彼は彼女のためにカメラバッグを背負いながら、重いとずっと文句を言っていた。


彼女は振り返って彼を撮った。


シャッターを切る直前、彼が突然尋ねた。


「お前、人のいない写真しか撮らないんじゃなかったのか?」


彼女は少し驚いた。


「そうだった。」


「じゃあ今は?」


風が川面を渡った。


遠くで誰かがピアノを弾いていた。


彼女はファインダー越しに彼を見た。


四十歳の男性。


目尻に少しシワがあった。


髪が風で乱れていた。


不完全。


老いる。


変わる。


いつか消える。


彼女はふと、そういうのがいいと思った。


そしてシャッターを切った。


カシャッ。


「今は時々人を撮る。」


彼女は言った。


「どうして?」


以寧はカメラを下ろした。


少し考えてから。


「人が構図から去っても、写真を撮る価値がなくなるわけじゃないから。」


沈默は黙っていた。


ただ彼女に向かって手を差し伸べた。


今度、以寧は迷わなかった。


彼女はその手を握り返した。


---


彼女はその後も時々陳述の夢を見た。


夢の中の彼は相変わらず二十九歳だった。


一方の彼女はもう四十、五十、六十になっていた。


彼はいつも遠くに立って、彼女を見ていた。


ある夢の中で、彼女は尋ねた。


「もし本当に余生を交換できるなら、私と交換する?」


陳述は笑った。


若い頃と同じ笑い方だった。


そして首を横に振った。


目を覚ましたとき、窓の外は雨が降っていた。


沈默は隣で眠っていて、一本の手が無様に彼女の掛け布団を押さえていた。


以寧は彼を長い間見つめていた。


手を伸ばして彼の眉をなぞった。


彼は少し眉を寄せて、寝返りを打ってまた眠りについた。


彼女はふと笑った。


余生の交換などない。


別の世界もない。


死んだ人は昨日の中に留まる。


生きている人は隣で眠っている。


そして彼女はようやく認めることができた——


愛とは、永遠に離れないと約束することではない。


それは人間が時間に対して出した不可能な要求に過ぎない。


本当の愛とはおそらくこうだ。


いつか私たちは散り散りになるかもしれないとわかっていながら、


それが死かもしれないし、


運命かもしれないし、


単にお互いに愛せなくなるかもしれないとしても、


その日が来るまでは、


私は先に君を失わない。


なぜなら十二年かけてようやく理解したからだ。


余生を待ち続ける人もいれば、


余生から逃げ続ける人もいる。


そして再び誰かを愛する勇気とは、


結局が良くなることをようやく信じることではない。


結局が優しくないかもしれないと受け入れた上で、


それでも出会いが価値あるものだったと認めることだ。


その朝、以寧は再び眠りについた。


夢の中に陳述はいなかった。


沈默もいなかった。


ただ一本の長い道があった。


彼女は一人で前に進んでいた。


道の先には誰も待っていなかった。


不思議なことに、彼女は少しも怖くなかった。


なぜならようやくわかったからだ。


人生で本当に交換できないものは、


余生ではない。


今この瞬間だ。


#一曲一話#恋愛#短編小説

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